我々は、幽霊ではない。
IAF SHOP*で今やっている展覧会です。写真を1枚だけ載せます。
貝瀬はもうウチでやるのは4回目で、4回目にして初めて絵を見せるための、絵を見る他に何もすることがない展示をしてくれました。
我々は、幽霊ではない。
作家名:貝瀬俊平
期間:2017年7月13日(木)~23日(日)
休廊日:月・火・水曜日休廊
時間:木・金・土曜日18:00-23:00 日曜日13:00‐18:00
料金:無料
場所:IAF SHOP*
福岡市中央区薬院3-7-19 2F
TEL:090-5475-5326(佐藤)
〇展覧会内容
貝瀬俊平のIAF SHOP*では4度目の展覧会。絵画の展示。
〇作家からのコメント(というか散文)
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もう昔のように悪夢を見ている俺じゃないよ。
「ドンガラガッシャン」町が壊れた。
意識下で漠然とあった不安が現実化したかのように黒い煙が空を埋める。
これは夢か現実か?
五月の日差しは容赦なく熱く空気は残酷なまでに気怠く重い。
「こんな混沌としているんだから、皆怪傷を負っているに違いないんだ。誰か救急車を呼んでくれよ!」
そう叫ぶが街には人っ子一人姿が見えない。
これは夢か現実か?
そんな事なんてどうでもいい。
しかし僕にとっては紛れもない事実なのだ。
それでもきっと良くなるもんさ。
それが悪夢だろうが、 何だろうが、 夢想と現実の住人である我々は、目をおっぴろげ耳をかっぽじり事実を見なければならないのだ。
それでもきっと良くなるもんさ。
日々生か死かよくわからない重みがついて回る。
しかしもう悪夢を見て心をすり減らしたりはしない。
我々は幽霊ではないのだから。
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