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うるさいギャラリー

「友川カズキ 花々の過失」上映会

いよいよ迫ってきたこの上映会。先日夜中に一足先に全編見させてもらったけど、友川カズキという人は間違いなく優れたアーティストだった。ドキュメンタリー映画なのでけっこういろいろ話してくれてるんだけど、その話がそれぞれ心に響いてくる。自分に才能があるなんて微塵も思ってなくて、ただ愚直な生き方を求道者そのままに選んでいる人。こんな人がいて、40年近くも歌い続けて、なお衰えない生気を放っている。
俺は小林ボードウォークという若いミュージシャンがこの映画をIAFで上映したいと言ってくるまで友川カズキという人を知らなかったんだけど、何故俺みたいな性分のヤツが今までこの人のことを知らなかったんだろうと不思議な感じがしたよ。でも今は知っている。それだけで小林くんには「あんたはえらい!」と言いたくなるよ。

次に、この映画を監督、撮影しているヴィンセント・ムーンについて。
この映画はどこからどう見てもヴィンセント・ムーンの作品だと思った。
ヴィンセント・ムーンと友川カズキが正面からぶつかり合ってる。いつもこの人はこういう撮り方をしているんだろう、真剣な作家だとすぐ分かった。
公式サイトの番外編にある「関連映像 A Take-Away Show #98」を見て。そしてA Take-Away Showのサイトにも行ってみて。すごい活動をしてる人だよ。

それから上映期間中のお楽しみもいくつか書いとかないとね。
・もちろん映画パンフレットとポスターの販売もあります。
・「友川カズキ 歌詞集」の販売もあります(サイン入りで届きそう。早い者勝ち)。
・上映は美術作家仕田原和也の作品の一部である彼が作ったスピーカーを使います。
・上映2週目からは美術作家尾形明子がこの映画にぶつけてきた展覧会「白い紙とヤル女。」が始まります。
・尾形明子のTシャツブランド、POP●COPYが「友川カズキ公認Tシャツ」を販売します。
・この上映イベントの主催者である小林ボードウォークもきっと何かを企んでるはず。



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「友川カズキ 花々の過失」上映会
日時:
4月1日(金)/21:00
4月2日(土)/21:00
4月3日(日)/18:00
4月8日(金)/21:00
4月9日(土)/21:00
4月10日(日)/18:00
料金:入場料:1500円(1ドリンク付き)
※デジタル上映
場所:IAF SHOP*(福岡市中央区薬院3-7-19-2F)
問合せ:090-5475-5326(佐藤)
地図

◎イベント内容
この映画は今全国的に上映が行われていますが、福岡での上映予定が決まっていなかった映画です。そんな時、どうしてもこの映画を観たい!という一人の若者(IAF SHOP*常連客でもあるミュージシャン、小林ボードウォーク)が直接配給会社に掛け合って上映許可をもらいました。

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魂の詩人、絶叫する哲学者/友川カズキ 初のドキュメンタリー。
歌手、友川カズキ。70年代から活動をはじめ、その魂<うた>は、彼の大島渚に絶賛され、また、数多くのアーティストに影響を与え続けている孤高の音楽家。
今年、60歳となり、新たな地平へと向かわんとする友川カズキの音楽の煌めきをスクリーンで体感する。俳優、画家あるいは競輪ファンとしても知られる友川の日常を垣間見ながら、ギターを手に旅を続ける姿を追いかけるのは、世界を駆け抜けるビデオミュージックの鬼才、ヴィンセント・ムーン。R.E.Mやモグワイ、アーケイド・ファイアなど、多くのミュージシャンから絶賛される感性と色彩で、友川の本質に迫る。40年にわたり、日本そして世界を見つめ、叫びつづけるひとりの詩人の姿を目撃する。
「こんな時代が大嫌いだ。私は永遠に唾をはく。自分にかかってもいいんだよ。」
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花々の過失公式サイト

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友川カズキ
詩人・歌手・画家・競輪ファン・エッセイスト・俳優・酒豪・表現者。
真に自立して生きることが忘れられがちな現代にあって、無頼詩人のロマンを奇蹟的に体現するアーティスト。

●少年時代・・・中原中也との出会い
1950年2月16日、秋田県山本郡八竜村(現・三種町)生まれ。本名・及位典司(のぞき・てんじ)。
河口に八郎潟が待ち受ける三種川の自然に囲まれながら、祖父母の手によって育てられた。
鵜川中学校(現・八竜中学校)時代は勉強嫌いで文学にも無縁だったが、図書館で偶然目にした中原中也の詩『骨』に衝撃を受け、自身も詩作を開始する。
中学卒業後、バスケットボールの名門、能代工業高校へ進学、バスケットボール部のマネージャーを務めながら太宰治や小林秀雄などの文学書を乱読する。(バスケットボールのコーチも務め、のちのオリンピック日本代表選手を育てた人物としても知られる)。

●「友川かずき」の誕生・・・1970年代
1970年代初め、日本では、ボブ・ディラン等の影響でフォークソングが一大ムーブメントとなっていた。
友川も影響を受け。自身もアコースティック・ギターを独習し、それまで書きためてきた詩に曲をつけて歌い始める。1975年ファーストアルバム『やっと一枚目』をリリース、念願のデビューを果たす。
その後、日本の反体制ロックバンド、頭脳警察のメンバーと知り合う。特にパーカッショニストの石塚俊明と意気投合し、以後彼は重要な音楽的パートナーとなる。
1970年代後半には、劇団と深くかかわるようになり、劇中歌を担当したばかりでなく、俳優として舞台に上ることもあったという。また、さらなる表現活動の場を求め、絵画にのめり込んだ時期でもあった。

●「画家・友川カズキ」の誕生
1985年、東京にて、初の個展を開く。美術評論家ヨシダ・ヨシエに認められた結果だった。
以後、全国各地で精力的に個展を開き、中上健次(作家)、福島泰樹(歌人)ら多数の芸術家、文化人から惜しみない賛辞を浴びることになる。

●PSFレコードへ
1993年、前衛音楽やサイケデリック・ロック等の代表的なレーベル、PSFレコードから『花々の過失』をリリースすると、現代音楽の作曲家・三枝成彰に絶賛されたことも手伝ってか、それまでの廃盤が嘘のようにまたたく間に再プレスを記録。以後、同レーベルから着実にCDをリリースしていくことになる。
特にフリー・ジャズのミュージシャンとのコラボレーション『まぼろしと遊ぶ』(1994年発表)は新境地を開いた作品として注目された。
また、音楽以外の代表的な作品に詩集『地の独奏』、絵本『青空』(文・立松和平/絵・友川かずき)、エッセイ集『天穴の風』などがある。近年は競輪ファンとしても有名で、競輪専門衛星テレビ『スピードチャンネル』のキャスターや夕刊紙の競輪コラムの執筆でも活躍している。というより本人の日常的な関心は完全にそちらのほうに向いている。

●映画音楽、そして海外公演へと活動の幅を広げる
2004年には、幕末時代の殺し屋・岡田以蔵をモチーフに、過去・未来を通じ、時間を超越した殺戮を繰り広げる様を描く三池崇史監督のカルト映画『IZO』にも出演。主人公の内面を象徴する歌手役として、劇中で5曲を歌う。また、2005年には若松孝二監督の『17歳の風景』の音楽を担当するなど映画音楽の分野にも活動の幅を広げている。
音楽活動もPSFレコードに移籍以来、1年に1作の割合でコンスタントにCDをリリース。
2000年代からは海外でもその評判が高まり、スコットランド、ベルギー、スイス、フランス、韓国など各地で公演をおこなう。
彼の作品は特に芸術家や文化人、マニアの間で人気が高いが、そのことは一般の人々には受け入れ難いということを意味していない。それは表現者としての潔癖な生き方が現象として現れた皮肉な結果なのであり、その作品が歳を重ねるごとに美しく透明に洗練されていくさまは、今後ますます多くの人々に自分が自分であり続けるための勇気を与えていくにちがいない。

●映像関連作品
テレビドラマ『さすらい』(1971年 佐々木昭一郎監督) 出演
映画『IZO 』(2004年 三池崇史監督) 出演・主題歌
映画『17歳の風景 少年は何を見たのか』 (2005年 若松孝二監督)  音楽
映画「JHONEN 定の愛」(2008年 望月六郎監督)主題歌


ヴィンセント・ムーン
Vincent Moon
1979年8月生まれ フランスのパリ出身の映像監督。
パリ大学で写真を学ぶ。写真家を経て映像の世界へ入る。
2006年プロデューサーのChrydeと共に音楽映像ウェブ配信シリーズザ・テイク・アウェイ・ショーズ(The Take-Away Shows)を立ち上げ、「ミュージックビデオの見直し」を提案。
R.E.M.やトム・ジョーンズ (歌手)、ベイルート(バンド)、アーケード・ファイア、シガー・ロス、フェニックス、アニマル・コレクティブ、ヴァンパイア・ウィークエンド、ザ・ナショナル、二階堂和美などメジャー、インディーを問わず多数のミュージシャンを撮影。
2008年からは、遊牧民のごとくカメラひとつで世界を旅する生涯をかけたプロジェクト「ノマディック・フィルムメイキング」をスタートさせ、現地で出逢った音楽やパフォーマンス、ダンスなどのクリエーションと社会、テクノロジーをリンクさせた映像を撮り続けている。なお、作品の大部分はクリエイティブ・コモンズによりウェブ上で無料配信している。

写真家のアシスタントを経て、映像の世界に入ったヴィンセント。従来の音楽ビデオ(PV)の在り方に疑問を持ち提唱した「音楽ビデオの見直し」では、カメラという「楽器」でどのように音楽を奏でられるかを模索し、カメラを通して撮影するのではなく、カメラを用いてミュージシャンとセッションを行った。結果、ミュージシャンと対等な位置で生の音をとらえ、視聴者に身近な感動をもたらす独自の撮影スタイルを確立し、欧米で大きな議論を巻き起こした。美しい映像描写と、ピュアなサウンド、また色彩のコントラストが特徴的である。
by iaf_satokei | 2011-03-29 19:26 | Comments(0)