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うるさいギャラリー

山下耕平再び

3月に1週間だけ予告編をやった山下耕平の3週間きっちりやる本編にあたる展覧会が始まりました。


山下耕平展
作 家:山下耕平
期 間:2010年5月27日[木]-6月13日[日]
時 間:18:00-23:00(日曜13:00-18:00)
料 金:無料
場 所:IAF SHOP*(福岡市中央区薬院3-7-19-2F)
問合せ:090-5475-5326(佐藤)

◎展覧会内容
筑紫野市在住の画家山下耕平のIAF SHOP*での2度目の展覧会。
今回の展覧会は、3月の「予告編」に続く「本編」にあたります。
過去作品を十数点と、新作を一点、展示します。
アクリル絵の具カラーインク筆ボールペンペンキマジック。
同じ人が、同じ表情で、同じ場所に、もう何年もつっ立っている平面作品。
同じことしか考えていない二次元の薄っぺら。今の私にとっての「絵」です。

◎関連イベント
6月12日[土]19:00よりクロージングパーティ。参加費700円(1ドリンク、軽食付き)


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すごくベタな言い方になるけど、芸術なんていうものは言葉にできない感覚世界をこの世に現出させるという魔法のようなものなので、俺は作品を見る時、その魔法に対抗するために、目の前の作品が作り出す世界と自分が持っている感覚の世界を自在に行き来できるように、「さぁ見るぞ!」って感じで深呼吸したり言葉にならない経験をした時のことを思い出したりして準備している。そうすると作品世界に入り込みやすくなるし、逆に直感に流されずに冷静に見ることも出来るのだ。
もちろんこれは俺の場合の話だし、みんなに当てはまるかも分からないし、だいたいそんな面倒くさいことしてまで見たくないって人もいるかもしれないけど、そうやって見ることで“作品と対峙する”という行為やその時間がとても充実したものになるのだ。
作品を作らないのにアートをやっているという自負がある俺にとって、その時間こそが(そして作品と自分の感覚がうまく噛み合った瞬間の快感が)もっとも重要でもっとも創造的である。
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何で展覧会の紹介もせずにこんなこと書いてるかというと、今回の展覧会は俺のそういう欲求にバッチリ答えてくれるものだからです。それに“作品を見る”ということの入門編にピッタリだとも思います。
入門編、といってもこの作家の作品が初心者向けということではなくて、この作品たちが持っている射程範囲はものすごく広いんじゃないかと感じています。なので普段あんまりギャラリーとか行かない人も、もちろん芸術を専門としている人にも、彼の作品と対峙してみてもらいたいのです。


下に写真を載せますが、これはあくまで「さわり」です。是非彼の世界を感じに来てください。


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そしてこれが新作。
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by iaf_satokei | 2010-05-29 03:30 | Comments(0)