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うるさいギャラリー

空から日本、世界のおフロで立小便

件のIAF SHOP*台所改装作戦、もっともっと大変やと思ってたのに、みなさんの協力により何と2日で9割方終わりました。後は僕らだけで何とかなりそうです。ありがとうございました。
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で、今日の本題は、新しく始まった展覧会の話。

こいつは強力だよ。加藤笑平。東京は葛飾柴又に生まれ、2006年に熊本の天草に移住し個人運営の美術館を始めた、自らを人間行為表現者と称する25歳。
この写真は先月だったか連絡取り合ったときに添付されてた作品制作中の様子。
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この展覧会、俺は素直にスゴイと感じたし、ちゃんと少しは突っ込みどころもあった。それでもまだまだ全ては見れてないような気がするので今はあんまり感想も書けない。
とにかく強力な作品群であることは間違いないので、みんな見に来たほうがいいよ。


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空から日本、世界のおフロで立小便
作家名:加藤笑平
期 間:2009年12月10日[木]-12月27日[日]
休廊日:月・火・水曜日休廊
時 間:18:00-23:00(日曜13:00-18:00)
料 金:無料
場 所:IAF SHOP*(福岡市中央区薬院3-7-19-2F)
問合せ:090-5475-5326(佐藤)
天草在郷美術館(作家が主宰する個人美術館)

◎展覧会内容
絵画とインスタレーションと行為パフォーマンスの組み合わせを発表し続けている加藤笑平の福岡初個展。
一貫したテーマは「生と死の狭間で如何に自身を曝け出し、他者とアケッピロゲ合えるか。そこに日常的な祈りがあり祭があり、生命がある。」
今回は、福岡で初の個展という事もあり、東京生まれの加藤笑平にとって、未知の福岡を知り、福岡に知ってもらう良い機会。そこで、まずは立小便をすることに‥‥
生命の終末とも始まりとも取れるような平面作品、各地で祈りの行為を繰り返す映像作品、それぞれの瞬間の死を意味するインスタレーション、それらのインスタレーションの中で今現在の自身をアケッピロゲるパフォーマンス。

◎関連イベント
12月19日[土]19:00よりライブパフォーマンス(加藤笑平〈行為パフォーマンス〉、若林忠宏〈民族音楽〉)&パーティ。参加費700円(1ドリンク、軽食付き)

◎作家からのコメント
人間がどっぷり浸かっているそれぞれの価値観や環境。
そこへ飛び込み、自分自身を曝け出すことによって、それを少し知った気になる。
今を懸命に生きている私にとって、立小便は次の瞬間の生に繋がる重要な“その場”との対話であり、祈りだ。

from THE VOID,to standing excretion at the JAPAN,WORLD`s bath.
『空から日本、世界のおフロで立小便』

私は毎日、排泄をする。
何を食べても、何を飲んでも。
何を思い、何を企み、何を起こそうと、出るものは出る。
出したいと思っていなくても、出そうと思っていても、出るときに出る。
私は人で、人は排泄をする。
しかし、人ほど、排泄を特別視する動物はいまい。ある人は臭くて汚いから嫌だと言い、自分の体内から出てきたものを出てきたその瞬間から視界に入らない場所へ追いやる。まるで、腐敗した屍骸でも扱うかのように。

これは、人間それぞれの場所や価値観や環境の在り方と他への対応にも言える事だと思う。

つまり、自分の理解できる意識や仲間内や範疇の中ならば何も反応が起こらないが、一度“外”へ出ると忌み嫌い、臭いからと寄せ付けなくなり、遠ざかる。

分かりやすい例が国の内紛や戦争である。

もともとは、同じ出どころや仲間内、無意識の範疇にあるもの、さらにはそのお陰で生きていくことが出来ているにも関わらず、表層に在るものに目が眩んでしまう。

今、一人の日本人として、その様々な場や人を目の当たりにして出来ることは、すぐにそこへ飛び込み、虚勢を張りがちな一人の男を演じず、嘘をつかず、今持っているものは全て裸になって曝け出す。

これが私の排泄であり、そうなったときに、やっと絵を描くことが出来、また、排泄が出来る。

福岡では初の立小便である。

『空〈全ては同じ場所や意識からうまれ、同じ場所や意識に帰っていく。もしくは、全動物同種であり、境界線はない〉から日本〈私の生まれた国であり、今いる場所〉、世界のおフロ〈様々な場所や価値観や環境。それぞれがその中で純粋に、無垢になっている様〉で立小便〈曝け出す行為。そして、それらを感じ、知った気になる。それと関わっていく意思表明。祈り。〉』

◎作家プロフィール
加藤笑平 showhey KATO
1983年東京都葛飾区柴又生まれ
人間行為表現者 天草在郷美術館館長

■個展・グループ展
1999年 グループ展・池袋TEPCOギャラリー『人は24時間で何を出来るか』エリック・サナー企画に参加
2000年12月 個展・八王子TEPCOギャラリー 『加藤笑平展』
2005年
ワンダーシード入選・展示〈審査員:石原慎太郎、小山登美夫等〉
グループ展
『えびすの胃袋』 rice+ 墨田区
『船の庭』 キッズアースファンド 恵比寿
『いさなのまないた』 カフェスロー 国分寺
『烏の眼』 スタジオビッグアート 東神奈川
に参加
2006年
ワンダーシード入選・展示〈審査員:石原慎太郎、小山登美夫等〉
8月 個展・天草在郷美術館『天草在郷美術館館長 笑平展』
2007年
ワンダーシード入選・展示〈審査員:石原慎太郎、小山登美夫等〉
7月 個展・天草在郷美術館 『アースインザレッドボックス』
2008年8月 個展・天草在郷美術館 『リンネザソウル』
2009年8月 個展・天草在郷美術館 『永久永久 ?』
10月 グループ展・阿蘇白水郷美術館 『ANIMI-ZOOM』

■プロジェクト・パフォーマンス
2001年~ 柿の木プロジェクト(代表:宮島達男)に参加
パフォーマンス・八王子工業高校 『だんだんなくなってゆく』
2003年
十津川村西川中学校にて詩の朗読のパフォーマンス(柿の木プロジェクト)
2004年
イタリア・デツェンツァーノにて自作絵本寄贈(柿の木プロジェクト)
7月~ 「またたび(www.mata-tabi.net/)」に参加
初めて熊本、天草を訪れる
8月 御所浦島・島まるごとワークショップ『ざぶざぶ海の道』
10月 パフォーマンス・新潟・高田花ロード 『花になる、花になる』
2005年  またたび『旅する島』に参加
8月 御所浦島・島まるごとワークショップ『やまうららだんだん』
2006年8月6日~ 天草在郷美術館主宰
2007年 AAK『天草・アート・クアンドリエンナーレ』実行委員会発足
2008年5月 パフォーマンス・八王子商店街『リンネザソウル』
5月~7月 『東京天草徒歩のたび』 http://toho-zaigo.spaces.live.com/?lc=1041

■ワークショップ
2005年3月 墨田区立第三寺島小学校『思い出ワークショップ』
その他多数参加
by iaf_satokei | 2009-12-11 02:13 | Comments(0)