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うるさいギャラリー

東京道中記、トーク本番

2日め。
生島くんより先に出発。
俺の人生の師匠ともいえる大好きな松蔭浩之さんに電話してみる。そしたらその日は美学校で授業だそうで、来てもいいよってことだったので神保町にある美学校に向かう。美学校について「すいません、マツカゲさんに会いたいんですけど」って言ったら、そこにいた他の授業の講師さんか美学校のエラい人だか分かんないけど、そのおっちゃんがニヤッと笑いながら無言で教室のドアを開けて俺の背中をグッと押した(何だったんだろうあれは)。「おー、ケイちゃん!」「今、何か押されましたよ。」てな感じで松蔭さんと久しぶりの対面。結局そのまま授業を聴くことに。松蔭さんの熱のこもった話を聞いて俺もトークへの気合いがめっちゃ入る。話すからにはやっぱり何か持って帰ってもらわんといかん!。この日の授業は1年間の講義の最終日らしく、そこに居合わせられたのがすごいラッキーだった。休憩時間になって授業を受けてる人たちに俺と松蔭さんの出会いについてなど少し話す。その後も映像作品を観てみんなでディスカッションしてたけど、俺は時間切れで退席。マツカゲさん、生徒の方々、お邪魔しましたー。
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時間無くなってきたので他を廻るのはやめにして両国へ戻ることに。両国駅そばのとんこつラーメン屋に入り「博多ラーメン」食べる。やはり納得できず。俺はどこかに行ったらとりあえずその土地のとんこつラーメン屋に入るようにしている。
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さていよいよトーク本番。

キクタケススム来る。近藤祐史来る。小畑祐也来る。原口順来る。
お客さんは全部で20人くらい。

生島くんと俺で掛け合いのように喋る予定。笑いが出たりしたら良いな~。うまくいくかな~。キクタケ差し入れのビール飲む。緊張はまったくない。
始めに生島ご挨拶。続いて俺の紹介。で、すぐに話を始める。
まずお客さんに福岡について知ってること聞いてみた。食べ物が美味しいとか出る。3号倉庫という名前出る。次に福岡の何が知りたいか聞いてみた。特に無いご様子。当たり前っちゃ当たり前、みんな自分のことで手一杯でそんなよその土地のことまで構ってられないはず。
俺はこの日みんなが聞きたいことがあればそれを話すつもりで、どの角度からこられても大丈夫なように準備したので少し残念。でもここは場の空気を喋りやすい雰囲気にするのが一番なので、それはまぁボチボチな感じ。ホントはここで2ちゃんねるの美術鑑賞板の「福岡の現代アートシーン」スレを見せるつもりだったがすっかり忘れる。

「まぁ福岡はそれくらい田舎で興味ないってことね。」てな感じで「じゃあ福岡の作家紹介とかじゃなくて状況の話をします。福岡にもちゃんとアートシーンがあるということと、それはけっこう歴史があるもので、それが脈々と受け継がれながらも刷新されていること、の話です」となりました。俺もこの方が話しやすいので気分も乗ってくる。後はお客さんと共有できる話にどう持っていくか、だな。

九州派、集団蜘蛛、集団ヘ、ちょっととばしてIAF芸術研究室、ミュージアム・シティ・天神(福岡)の話、福岡にやってきた有名アーティストたちの福岡でやった仕事の話、地元作家の変遷の話、時代ごとのアート・ムーブメントの話、などなどを福岡にいる人もあまり見たことのないような映像を絡めながら見せて行った。生島くんとの掛け合いもまあまあ良かったと思う。笑いも少しは起こってました。途中いいタイミングで生島くんが休憩入れてくれて、それでいったん場が落ち着いた。

結局話の主な部分は福岡の前衛芸術の歴史、みたいになったけど、俺はこのトークをやって(準備のため資料を見直したことも含めて)自分が何をやろうとしてきたのかちゃんと振り返ることができてすごく良かった。でもお客さんにとってどうやったか心配ではある。もう少しお客さんを能動的にするにはどうやったらいいのかな。

休憩後はIAF SHOP*の話、それから生島くんが福岡でやっってきた活動の話。「透明な薬」オープニングライブペインティングの話。
最後に「Guardian of the arts」の映像。

カッコよく終わることが出来ました。



東京道中記、トーク本番_f0190988_23293088.jpg


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終了後、みんなで話す。
キクタケが今晩泊まりに行ってもイイッすか? ということで、その日は3人で2つの布団で寝ることに。
キクタケいわく「このトークは絶対福岡でもやったほうが良いですよ!」とのこと。

そのうちIAF SHOP*でやってみようと思う。福岡でやると思いっきり突っ込まれると思うので、それはそれで楽しみです。
by iaf_satokei | 2009-04-04 17:27 | Comments(2)
Commented by ksksk312 at 2009-04-04 21:48
トーク、ぼくも聴いていみたいと思いました。
ぜひやってください。
Commented by キクタケ at 2009-04-05 08:27 x
墓参り同様大切だと思うんです。
ぜひ!