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うるさいギャラリー

お山がうごいて、犬がきた



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いやぁ、来たよ、来た。加藤笑平とみなみりょうへいがワッショーイ!って感じでやって来た。明日からやるよ。すごいことになりそうよ。
特に27日のパフォーマンスは俺も楽しみでしょうがない。かなり見応えあること間違い無しなのでとりあえず何も考えず土曜日の夜はIAF SHOP*に行く、と決めておいてください。

下の写真は材料を運び込んだ時のみなみりょうへい。
(能古島から拾ってきた)
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あと、今回は初めてIAF SHOP*に来るという人も多いと思うので地図も載せておきます。


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お山がうごいて、犬がきた

作家名:加藤笑平、みなみりょうへい
期 間:2013年4月25日[木]-5月12日[日]
時 間:木・金18:00-23:00 土・日13:00-21:00
休廊日:月・火・水曜日休廊
料 金:入場無料
場 所:IAF SHOP*(福岡市中央区薬院3-7-19-2F)
問合せ:090-5475-5326(佐藤)

◎展覧会内容
熊本の天草在住の美術家・加藤笑平と東京在住のアーティスト・みなみりょうへいによる初の二人展。両作家ともに絵画・インスタレーション・パフォーマンスを主体とした作品を発表している。二人がこの展覧会に向けての構想を最初に話したのが昨年12月。そこで着想されたのは“物語”を二人で作っていくためにモノや言葉を交換していくという行為。それからお互いの生活の中で生まれた言葉や形、モノの見方を手紙のやり取りという手段を通してイメージし、具現化してきた。ストーリーのあるドローイングの応酬と“儀式”的パフォーマンス、その物語の結果とも言える各々の平面作品、福岡と言う場所性を存分に味わって作るインスタレーションと映像作品。二人の作家が体感したことを出来得る限り出し惜しみせずに絡み合わせて一つの空間を作る。“展示”という言葉が合っているかどうか分からないが、IAF SHOP*でしか出来ないようなカタチを作り出すこととなるだろう。

◎関連イベント
4月27日[土] 19:00よりオープニングパーティ&パフォーマンス
参加費:700円(1ドリンク・軽食付き)
5月11日[土] 18:00よりクロージングパーティ&パフォーマンス
投げ銭制

◎加藤笑平プロフィール
1983年東京生まれ。
熊本天草を拠点に、絵画やインスタレーション、パフォーマンスを軸に現代社会の中で暮らす人々の日常から切り取ったイメージや必然性とズレ、生活に内在する矛盾と歪みと美しさなどを目の前に表象させる。
グループ展や個展、レジデンスなど様々な現場にて、その土地性をもとに作品を制作していくスタイルを一貫している。
06年より「天草在郷美術館」主宰。
ドローイング作品
http://showheyhot.wordpress.com/

◎みなみりょうへいプロフィール
1982年大阪生まれ。
京都精華大学美術学部造形学科版画専攻卒業。2007年、New YorkのBrooklynを拠点に約1年ほど活動、地下鉄や街中でのインスタレーションなどを執行。同時期、絵の具だけリュックに詰め込みメキシコの僻地でホースキャラバン団体と合流し、山々で馬と生活、約4ヶ月ほどメキシコ放浪。帰国後、東京を拠点に絵画やインスタレーション、パフォーマンスを用いて自分のための可笑しみを追求し、人の行動、恰好悪いモノ、無意味な儀式などに感化した作品を個展や各地レジデンスで発表している。一方で、バンドMr.UnderstandやアートユニットOPENdANなどの活動も並行している。
http://ryohei-minami.com/
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他人の頭の中はよくわからない、他人の行動はよくわからない、
他人の言葉はよくわからない、なぜなら全てのそれには山があるから。
だからこそ探検する価値がその山々にはある。
そして、なにかがうごく、山が、動いていく。そこにあつまってくる。
人も、物も、意識も、色めかしさも潔さも。言い知れない雰囲気が形作られていく。
かたちにならない声と、散り散りになっていく概念。
山と言う、でも、それは実態のない社。そこに一匹の犬が来て、吠える。
犬が犬を呼び、犬という犬があつまる。
社が浮かび上がり、儀式が始まる。
2013年4月、福岡で、加藤笑平とみなみりょうへいは、その山の頂で、儀式を行う。

以下、空想文学絵巻「おやまがうごいて、いぬがきた」より

ぼくたちには山がある
ぼくたちには海がある
ぼくたちには村がある
ぼくたちには町がある
ぼくたちには道がある
ぼくたちには家がある
ぼくたちには家族がある
ぼくたちには食卓がある
ぼくたちには生活がある
ぼくたちには哲学がある
ぼくたちには概念がある
ぼくたちには自由がある
ぼくたちには生き方がある
ぼくたちには死に方がある
ぼくたちには見え方がある
黒犬がひっそりとそれを見つめている
<みなみりょうへい>

山という象徴。
だれもが、動くはずも無いと思い込んでいる。
犬という動物。
人間に寄り添う、人工と自然の中間。
<加藤笑平>
by iaf_satokei | 2013-04-24 23:04 | Comments(0)