IAF SHOP*では今、佐藤もとさんによる展覧会「セーフプレイス」が開催中です。
彼女は佐賀大学芸術地域デザイン学部3年生で、学外での発表は初めてとなります。
自分一人で展覧会を作りインスタレーションとして空間を使うことは慣れてたとしてもけっこう大変なのに、余計なことはせずに必要なものだけで構成しているのは初めて観た時の印象としてかなり好印象。それからメインの20分くらいの映像作品を観て、まぁ面白いし悪くは無いけどしっくりこないようなくるようなって感じになって、これは他の人のリアクションもちょっと見てみようかなと思ってたら、思いの外みんな考えさせられたようで議論も少し生まれたりしました。
今俺が思うのは、もう少し工夫するだけで強度のある作品になる、その原型のようなものは大いに感じさせてくれる作家さんだな、ということです。そしてその強度というのが作品自体が重くなる方向じゃなく、もっと軽くて何だかよく分からないものにしたほうがより強くなるような、そんな気がします。
何にしても作ることや見せることにちゃんと意思を持ってる人なので、今後も作品を作り続けてほしいと思ってます。
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セーフプレイス
作家名:佐藤 もと
会期:2024年2月10日(土)~2月25日(日)
時間:15:00-21:00
休廊日:水曜日
料金:入場無料
場所:IAF SHOP*
福岡市中央区薬院3-7-19 2F
TEL:090-5475-5326(佐藤)
〇展覧会内容
佐藤もとによる初個展。
映像作品とインスタレーションを用いて自身のあの時、あの感覚を表現する。
〇展示ステートメント
心がぎゅっと硬くなったら
思い出す■がある
自分が見つけたはずなのに
見つけられた気がするのだ
私はどんな顔をして
照らされているのか
それを知りたくて撮り続ける
それまでカチカチだった心が
ゆるゆるほどけていく
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IAF SHOP*では今週土曜日12月16日に『逆シャア研究会』と題した1日限りのイベントを行います。ここ数か月定期的に行われているマンガ/アニメ/特撮の研究に関するもので、今回は勉強会とトークショーの二部構成で富野由悠季が手がけた「逆シャア」について様々な視点から検討を行う企画です。
詳細は下に載せますが、出演者は美術家の福地英臣さん、マンガ/特撮研究者であり批評家の坂口将史さん、グラフィックデザイナーの植松久典さん、福岡アジア美術館学芸課長の山口洋三さん、という何とも曲者たちの組み合わせになりました。このメンツは実は相当濃くて、俺自身も知らないことや思ってもみなかったことが知れるんじゃないかとすごく楽しみです。みんなも良かったら是非。15時に始まる勉強会から参加するのが一番おススメです。
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逆シャア研究会
日時:2023年12月16日(土)
勉強会 15:00~17:00
トークショー 17:10~19:00
料金:入場無料
場所:IAF SHOP*
福岡市中央区薬院3-7-19 2F
TEL:090-5475-5326(佐藤)
逆シャア研究会とは?
テクノロジーへの憧れと変身願望の双方を刺激し、人々を魅了し続ける「巨大ロボット」。
そんな「巨大ロボット」と向き合い続け、のちに「リアルロボット」と呼ばれるようになる動向をも生み出したクリエイターが、富野由悠季である。
本イベントは、そんな富野由悠季が初めてオリジナル映画作品として手がけた「逆シャア」について、映像演出や美術、キャラクター表現といった様々な視点から検討を行うものである。公開から35年の節目に際し、同作の映像文化史の中の位置付けを、改めて問うていきたい。
※当企画は、勉強会とトークショーの二部構成となっています。勉強会に参加することでトークショーをより楽しめる構成となっていますので、双方、奮ってご参加ください。
・出演者
山口洋三(Yamaguchi Yozo)/福岡アジア美術館学芸課長
植松久典(Uematsu Hisanori)/グラフィックデザイナー
坂口将史(Sakaguchi Masashi)/特撮研究者・漫画研究者 日本経済大学 講師。
福地英臣(Fukuchi Hideomi)/現代美術家 日本経済大学 教授。
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IAF SHOP*の11月はたまにやる“いたずらシリーズ”として「寺江圭一朗過去映像作品閲覧可月間」をやってます。
ただ今日と明日は開けますが来週の13日(月)~17日(金)までは俺が実家に帰ったり諸々用事があるのでお休みです。これを伝えておきたかったので今日書いてます。その後11月26日(日)までやります。
いたずらシリーズというのはIAFが長く展示をやってない時期に、それまでも個展を何回か開いていた和田聡文さんが「IAFにいたずらしました」という言い方で正式な展覧会とは違う展示を連続してやったことがあり、そのフレキシブルなやり方が面白く、俺の中でも立派に見えるように体裁だけを整えたいわゆる“正式な展覧会”の優位性に疑問を感じていたのでそれ以降それに近い考え方でやる場合はこのシリーズ名を使うようにしたものです。
もともと寺江くんにもいつかやってもらいたいと思ってたところで先月久しぶりに会ったのでそういう流れなんだなと思って相談したら早速準備してくれて、それが俺が思っていたものよりずっと分かりやすくて、でもそれが大変だったろうなというもので、だからこそみんなに観てもらいたいと思ってます。
肝心の作品のほうはやっぱり面白くて見応えあるものが多いので期待して観に来て良いですよ。
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IAF SHOP*いたずらシリーズ
【寺江圭一朗過去映像作品閲覧可月間】
会期:2023年11月3日(金)~11月26日(日)
時間:17:00‐22:00
休廊日:11月9日(木)、13日(月)~17日(金)
料金:入場無料
場所:IAF SHOP*
福岡市中央区薬院3-7-19 2F
TEL:090-5475-5326(佐藤)
先月IAF SHOP*で「寺江圭一朗 1日だけの展示とトーク」という企画を行った寺江圭一朗。その際、1日だけではもったいないという話になり、彼には膨大な量の映像作品や記録映像があることを知っていたので“いたずらシリーズ”で過去映像作品を取り上げることとした。といっても上映の順番や時間が決まっていたりするようなものではなく、観る人にその時観たい作品を選んでもらって上映するというかなり気楽なやり方でやります。本人がWeb上に特設ページを作りワンクリックで閲覧可能にしてくれました。観たい作品はサムネをよく見て選ぶシステムです。寺江圭一朗の懐かしい作品を観たい人も、彼が過去にどんな作品を作ってきたのか知りたい人も、ただ興味本位の人も大歓迎。
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参考:サムネ画像集
10月28日(土)は城戸英章企画&主催ライブです。
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Aniki-Bóbó #1
日時:2023年10月28日(土)open 18:00/start 19:00
料金:¥1,000+要1ドリンクオーダー
場所:IAF SHOP*
福岡市中央区薬院3-7-19 2F
TEL:090-5475-5326(佐藤)
【出演】
kido Hideaki
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宋秀臣
TALLBOY TRIO
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